バリでは、ほぼ全てのバンジャールで、このバロンを持っていると思われくらいポピュラーなもの。ウパチャラ レシ ヤドニャにおいて踊られます。
実際には存在しない動物がモチーフですが、バリ人の考え方では、ライオンと虎と牛を組み合わせたような姿をし、神秘的な力を持つ森の動物の王 Banaspati Raja として語られます。
このバロンが持つのはホワイトマジックなので、病気を癒す力があると考えられています。奉納劇チャロナランの中では、必ずと言っていいほど最初に登場し、劇の最後で魔女ランダとの戦いが行われ、魔女ランダの魔力によって聖剣クリスを自分の体に突き刺す踊り手達を、悪の力から解放する手伝いもします。
彫刻して金彩を施し、鏡をつけてキラキラさせた皮の飾りで体を覆われており、中に二名の踊り手が入ります。体毛やひげは棕櫚(パーム椰子)の幹の繊維でできており、からすの毛も使われことがあるそうです。踊り手は、 Saluk と Bapang と呼ばれ、それぞれ「頭と前足」「後ろ足と尾」を担当します。
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