
ペロッグ音階のティンクリッを伴奏に踊られるもので、ピンギタンは、dipingitという言葉から来ており、「禁止された」「タブー」などの意味を持ちます。
普通のジョゲッと違う特徴のひとつは踊り子に触れてはいけないこと。選ばれて(あるいは自主的に)出てきた踊りの相手は、踊り子の動きに合うように上品に踊らなければならない・・・と言う事だけれど、数回見たピンギタンでは、一回も踊り手が誘うのを見たことないし、一緒に踊る人も見たことがないです。
このジョゲッは、1884年頃に王達の娯楽として発生し、踊り手は全て内妻であったと言われます。現在はバトゥアン村とスバリ村にのみ残っているそうです。
主に扱われる題材は、ラッセム王 の物語やチャロナラン であり、一人の踊り手によって、役柄を替えながら話が進められます。

写真はバリの人間国宝、数少ないジョゲッピンギタン継承者の ダドン・チュニック 。90歳を超えたいまでも、現役で舞台に立つ事があります。このチュニックさんの場合は観客は誘わず、チャロナラン物語を独りで演じるタイプのジョゲピンギタン。