ラジャパラ物語を題材にしたセンドラタリ。
ラジャパラは日本の羽衣伝説によく似た内容の物語です。
ある日、天界(カヤンガン = Kahyangan)から天女(ビダダリ = Bidadari)たちが地上に降りてきました。
彼女達は森の中の池へやって来て、池のほとりに天女の衣を脱ぎ、楽しく沐浴をしていました。
そこへ、ラジャパラという美しい青年が通りかかりました。
ラジャパラは美しい天女たちが池で沐浴をする姿を見つけました。
「なんて美しい天女たちだろう。どうすればこんな美しい女性を妻に出来るだろう?」と、とっさに考え、 すぐに良いアイディアが浮かびました。
彼は天女たちの中で、自分が一番気に入ったスプラバ(Dewi Suprabha)の衣をこっそり盗みました。
天女たちが沐浴を満喫し終わり、天界へ戻るために各々の衣を手にして飛び立とうとしている時、スプラバは自分の衣が消えている事に気がつき驚きました。 天女たちは辺りを探したが、衣はどこにもありません。
衣がなければ、飛ぶことが出来ません。しかたなくスプラバを残して、天女たちは天界へ戻ってしまいました。
蔭から様子を伺っていたラジャパラは、作戦が成功したのを感じてスプラバに近づき「自分と結婚してくれさえすれば天女の衣は差し上げます。」と申し出ます。
ラジャパラの要求を拒んだスプラバですが、天界へ帰るためには天女の衣を取り返さなければならないと考え直し、妻になることに同意をします。