バリ舞踊の衣装を作ろう!

How to make balinese dance costumes (sisia dancer)

トゥナス・マラガウィ舞踊団のシシアン舞踊コスチューム
花の冠、肩掛け、巻き帯、腰布…殆どを自分達でハンドメイド

スリ・パドマ傘下のトゥナス・マラガウィ舞踊団が、フラグメン舞踊劇のチャロナランに、シシアン舞踊で参加することになりました。
できるだけ多くの生徒が踊れるように、自分たちで衣装を作ることにしました。
完成品の衣装を買うと、かなり高額になりますし、レンタル衣装もあるのですが、今回のシシアン舞踊の衣装はシンプルなので、自分達で作れば、今後も踊るたびに使えるとの考えが浮かんだのです。
実際に、以前 f (カデッ・フェリー)と m (井上真由美)が数ヶ月かけて、作ったスリ・パドマ楽団用の衣装は、数え切れない程、着用の機会がありました。 参考:アカール・ワンギ記事

How to make balinese dance costumes (sisia dancer)

ビーズやスパンコールなどの材料

今回作るのは、グルンガン(花の冠)バパン(肩掛け)、リリット(巻き帯)、サプット(腰巻)、タピー(腰布)を、20名分。
そして、この後またシシアン舞踊の依頼が来ることがあれば、クルブという、魔物の絵が描かれた布を自分達で作ろうと予定しています。 「クルブ」布を作りました!

How to make balinese dance costumes (sisia dancer)

これが花の冠に変身します。
力仕事は f (カデッ・フェリー)の担当

m (井上真由美)が、見本を一つ作製して、作り方をスリ・パドマの踊り子達に教えていきます。
初めてビーズを扱う子もいたので、簡単なモチーフを刺していくことにしました。

今回、トゥナス・マラガウィ舞踊団の中学生と高校生20名がシシアンを踊ります。
彼女たちは、登校前や、学校の帰りに「f studio」に寄って、少しずつ作業を進めていきました。
そのおかげで、早い時期に衣装が完成。

How to make balinese dance costumes (sisia dancer)

んんん・・・本当に、出来るのかな?

小学生の踊り子は、今回踊らないのですが、それでも、自分たちもいつかこの衣装を着るから手伝う。と!
刺繍はちょっと難しいので、針に糸を通して、予備を作る係をお願いしました。
この、糸通しは、ビーズ刺繍の作業の手を止めてしまうネックとなっていたので、お陰でスムーズに中高生の仕事がはかどりました。

How to make balinese dance costumes (sisia dancer)

ほらほら、手を休めないで!

ミシンで縫う必要がある作業は、 m が、衣装の出来具合を見ながら、その都度、夜なべしてミシンを踏みます。
華やかな舞台とは違った、地道な作業が続きます。
でも、自分達で作った衣装で舞台に立つなんて、素敵ではありませんか?
みな、「疲れた~!」とか「お腹減った~!」といいながらも、毎日通って熱心に作業を行ってくれました。

How to make balinese dance costumes (sisia dancer)

チャロナラン舞踊劇でのシシアン・ジェゲグ

飲み込みが早く、すぐに仕上げる子もいれば、手仕事が苦手な子もいて、進行度がそれぞれ違ったのですが、みな自分が出来る作業を友達とうまく交代して、どんどん進めていました。
そして、本番でそれぞれの作った衣装を着用!
踊り子達の年齢を考えると、なかなか上手に縫えていると思いませんか??

スリ・パドマ、頑張ったぞ~!