バリ文化 評議委員会ウブド支部 リスティビヤ(Listibya)

Drama Gong of SMK N 1 Mas
リスティビヤによる国立高等学校の舞踊劇の審査

リスティビヤ(Listibya)は、「Majelis Pertimbangan dan Pembinaan Kebudayaan」の略称で、バリ島の芸術文化評議育成委員会のことです。

この機関は、1967年に当時のバリ州知事イダ・バグース・マントラ(Ida Bagus Mantra)氏
によって設立されました。
このマントラ州知事は、バリ芸術祭PKBを創設した事でも知られる芸能の擁護者です。

リスティビヤの主要な任務は、バリ芸術の育成や助成。
バリ芸術祭に出演するグループへの指導をはじめ、
海外へ公演に出るグループがバリ芸能を持参するに値するレベルであるかの確認など、
バリ芸能のクオリティを落とさないために、厳しい審査を行って
「パトラム(Parama Patrem Budaya)」と呼ばれる免状(認定証)を発行します。

バリは、さまざまな芸能が各地に残っている島です。
その広域のバリの隅々の芸能まで手が届くように、このリスティビヤは、県単位、地域(郡、町など)単位での支部を作っています。
ウブド地域は、ギアニャール県の観光の中心地として有名ですが、芸能の街としての認知度も高く、ここにもリスティビヤのウブド支部が設立されています。

Drama Gong of SMK N 1 Mas
リスティビヤによるフラグメン・タリ集団舞踊劇の審査

f (kadek ferry) は、現在、そのウブド地域のリスティビヤのメンバーとして籍を置き、活動を行っています。
まだ芸術を語るほどの経験も積んでいない若輩者ですが、このメンバーに選出された事で、さまざまなバリの芸能や文化に触れる事が出来て、とても勉強になっています。
(リスティビヤは、バリ舞踊と音楽のみでなく、文学、宗教、絵画、彫刻など、ありとあらゆる「芸術」の専門部門を抱えています)

リスティビヤ・ウブド支部のメンバーは、ここ数ヶ月の間に、何度もバリ芸能審査のための呼び出しを受けましたが
一番最近のものは、8ヶ月先に予定されているバリ芸術祭へウブド地域が送り出す代表
「国立マス第一高等学校(SMKN1MAS)」のドラマ・ゴン舞踊劇でした。
バリ芸術祭の青年の部の代表としてウブド地域から選出されたこのグループは、練習を重ねて、ギャニャール県代表を選ぶ審査に臨みます。
演技の指導者たちの中には、昔ドラマ・ゴン舞踊劇の役者だった有名な方も含まれていました。

Drama Gong of SMK N 1 Mas
国立マス第一高等学校のドラマゴン舞踊劇

県代表の審査の前に、この、マス第一高校は、数回の試験公演を行いました。
f が最初に観たのは、マス村での試験公演。この時は、まだ未完成でしたが、
第2回目の11月22日のプンゴセカン村タマン・リムット寺院での奉納では、立派な形になっていました。
11月28日のサヤン村ダレム寺院での奉納を経て、
この後、12月1日に、マス村寺院にて、最後の審査向け上演が行われることになっています。

Drama Gong of SMK N 1 Mas
国立マス第一高等学校のドラマゴン舞踊劇よりPemeran Parekan

高校生によって上演されたこの「ドラマ・ゴン舞踊劇」
バリ芸能として素晴らしいだけでなく、劇中で使われる台詞まわしや唄声、笑いの取り方も素晴らしいものでした。
こういう芸能に高校生がチャレンジする機会が持たれるのは、とても良い事だと思います。
若者の間で少しずつ廃れつつある、正しいバリ語(Basa Bali)の普及にも一躍かっているという事にもなります。

どうか彼らが成功しますように!
そして、バリの芸能が変わらず伝え続けられますように。

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